ウルトラセブン二度と放映されない第12話

「遊星より愛をこめて」

 誰もが知っている「ウルトラセブン」。  しかしその第12話を見ることは二度とできません。

 理由は被爆者を中傷する内容とみなされたためでした。
 スペル星がスペリウム爆弾実験のため生き物のほとんどがその放射能で血液が著しく侵されてしまったため
スペル星人は地球に降り立ち新鮮な血を求め子供たちを誘拐する。というものでした。
 また登場するスペル星人も体のあちこちにケロイド状のヤケドのような模様がありました。

 この物語は昭和42年の本放送およびその後昭和45年までの再放送では放送されていましたが 昭和45年10月4日事件がおこります。
 事の発端は「小学二年生」11月号。この雑誌に「
ひばく怪獣スペル星人」という記事が掲載されました。  そして東京都原爆被害者団体協議会(東友会)の会員を父に持つ中学二年生の女の子が 弟が読んでいた「小学二年生」を偶然目にしたことから父親に指摘、直ちに出版社へ抗議しました。
 このことは各報道へと波紋をよび、10月21日制作サイドから「今後一切、スペル星人に関する資料の提供を差し控える」という内容の回答書が出されました。

 以後、テレビ、ビデオ、雑誌などすべての内容からこの12話「遊星より愛をこめて」は一切除かれることになり、11話「魔の山へ飛べ」の次には13話「V3から来た男」が放送されるようになりました。
 (しかし、1980年に関東圏で「ウルトラファイト」が再放送されたの際にスペル星人が登場する回を放送してしまったことがありました。)

 海外でも放送されている「ウルトラセブン」ですが、実はアチラでは12話も放送されています。





ゲストとして、アンヌの友人役では桜井浩子も出演!


スペル星人登場!