幻の特撮ヒーロー

なんともマヌケな最後

「サンダーマスク」

 特撮ファンの間では、ダメなヒーローとして有名な「サンダーマスク」。
 なにがそんなにダメなのでしょうか。

 彼は地球の危機を予測し、命光一という人間に姿を変えサンダー星からやってきました。
 しかし、間違って(!)原始時代の地球にやってきたため、現代まで1万年も眠っていたのです。なんてマヌケなヒーローでしょう。

 さてダメ出しですが、有名なところでは19話「サンダーマスク発狂」(もうこのタイトルで再放送不可能ですね)。
登場怪獣はシンナー中毒の怪獣シンナーマン。シンナー中毒者の脳を集めて作られた怪獣です(もうこの設定で再放送不可能ですね)。
で、サンダーマスクにシンナー中毒者の脳が埋め込まれ巨大なサンダーマスクはフラフラしながら…あぁもうこれ以上は…

 で、最終回の25話「さらば輝く星よ」です。
 この前の24話で敵のロボット鉄人13号(なんてダメな名前だ!)と格闘するサンダーマスク。
われらが科学パトロール隊は新型ミサイルで敵に対抗しようとします。ところが13号は突然ニセサンダーマスクに変身。 あろうことかパトロール隊のミサイルは本物のサンダーマスクにっ!(ええっ!?)
 命光一は変身不能&失明(!)。もう最悪状態です。
変身不能となったことを知らない悪の帝王ベムキングは部下のデカンタにサンダーマスクの首をとってくるように命じます。
 命光一にせまるデカンタ。「変身しろっ!」と生身の光一に迫るが変身できない光一。 変身できないことを知ったデカンタは「う〜ん。こまった」。そう、サンダーの首を取って来いといわれたので、光一の首を取っても ダメなのだ(!)。で、光一は「たのむっ!明日になれば変身機能が回復するんだ。 明日の朝までまってくれ!」(ええっ!そんなこと言ってまってくれるわけね〜だろ!あいては敵だぞっ!)
 ところがデカンタは待ってくれるのである。どっちもダメなやつである。

 光一はサンダー星の妹から「ハイクリースマシン(ホントにこういう名前でいいのでしょうか。私にはこのようにしか聞き取れません)」 を預かります。これは100万ボルトの電気エネルギーで強制的に変身できるというもの。ただし、3分たつと光一は死んでしまう…という まさに最後の切り札なのです。
 ま、これで敵は全滅するのですが、1万年も眠ったあげく、シンナー中毒になったり、自分の開発したミサイルを仲間に誤って自ら喰らい、 失明しそして最後には死んでしまうなんて、もう救いようのないヒーローでした。

 この作品のコミカライズはあの手塚治虫が週間少年サンデーに連載しました。もちろん、漫画はテレビとは全く違うストーリーで かっこいいサンダーマスクが活躍しました


ミサイルが胸に命中!