みんなの知らないスペクトルマン
パイロット版「宇宙猿人ゴリ」
2007/1/5 up


 パイロット版、またはパイロットフィルム。TV番組などで、製作会社が「
ウチでこんなの作りたいんだけど、どう?」とテレビ局やスポンサーにプレゼンテーションするために制作するいわば試作版。

 昭和46年に第二次怪獣ブームの先陣を切ったピープロダクション作製の「宇宙猿人ゴリ」もパイロットフィルムが作られました。故郷の星を追われたゴリの地球制服の陰謀を阻止するため、ネヴュラ71の宇宙サイボーグ・スペクトルマンがゴリが送る怪獣達に立ち向かうという基本ストーリーは実際に放送されたものと変わらないものの、
パイロット版の"ゴリ"が、本放送版の"ラー"だったりします。そして最大の違いが、この番組のヒーロー"スペクトルマン"。まず人間形態の"蒲生譲二"を演じる役者が違う。本放送では成川哲夫が演じていたのですが、パイロット版では団次郎似の方が演じています。そして、変身後。これがもっとも本放送と違うトコ。ゴールドとブラウンの巨大ヒーローではなく、赤い全身タイツに銀のマスクを被った等身大のヒーローがパイロット版スペクトルマンなのです。

 テレビ放送が決まったものの局側の反応が悪かったのかヒーローの造形を作りなおし、皆さんご存知の金色のスペクトルマンが誕生しました。結局、パイロット版のスペクトルマンはブラウン管に登場することなく消えていきました…しかしっ!実は本放送時にちょっとだけ、しかも毎回登場してたんですっ!!
 この番組は放送中に3回もタイトルが変わったことでも有名です。最初は「宇宙猿人ゴリ」。ところが、
悪役の名前は番組タイトルなのはおかしくない?ということで「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」に変更。ところが、ちょっとタイトル長くない?ってことで「スペクトルマン」に落ち着きました。これによりオープニングの映像や主題歌も変わりました。 で、第1話からはじまる最初のバージョンのオープニング映像にチラッと映ってるんです。「♪ゴーゴーゴーゴーゴゴー 超能力のサイボーグぅ〜」のトコロ。ミドロンのクビがちょん切れて倒れると、そこに立っているのは…そう!赤タイツのアイツだっ!!

 しっかり映ってよかったねっ!

 
パイロット"ゴリ"(左)と本放送"ゴリ"

 
パイロット"蒲生"(左)と本放送"蒲生"

 
パイロット"スペクトルマン"(左)と本放送"スペクトルマン"


本放送OPより、パイロット"スペクトルマン"みっけ!!