最後のネコ科ヒーロー
「鉄人タイガーセブン」
2007/11/16 up


 このコーナーでも何度か紹介してきたピープロ製作のネコ科ヒーローたち。
 そんなネコ科ヒーローの最後の作品をなったのが、この「鉄人タイガーセブン」です。
 前々作「怪傑ライオン丸」は空前のヒットとなり、続編の「風雲ライオン丸」へと引き継がれたものの前作ほどの人気は得られず半年で終了。満を持して登場したのが「鉄人タイガーセブン」でした。これまでの時代劇特撮とは一変して、現代の日本が舞台となりました。

 ムー帝国の謎を解くことに執念を燃やす考古学者・滝沢博士はついにサハラ砂漠でムー帝国を発見するが、ムー原人におそわれてしまう。息子の剛も瀕死の重傷を負うが、滝沢博士は人工心臓を剛に取り付け、謎のペンダントを渡し死んでしまう。
 剛は父の形見のペンダントで鉄人タイガーセブンとなり、ムー原人に立ち向かう。

 …と一般的なヒーローモノなのですが、その内容はとても子供向けとは思えないハードなものでした。
 特に25〜26話のラスト2話はこのダークぶりが絶頂を迎えます。敵のマリオネット原人を助けようと命を落とす少女。戦いを放棄した原人は黒仮面に始末され、
冬子の手をとって死んでしまいます。嫌気がさす主人公・剛は戦いを放棄しバイクで去っていきます。
 そして最終回。戦いに放棄した剛に変わり、滝沢博士の父の意思をつぎ剛の父代わりをなってきた高井戸博士が敵のボス・ギル太子に戦いを挑み死んでしまいます。ついに立ち上がった剛。しかし、彼に
埋め込まれた人工心臓も寿命をむかえていました。剛はタイガーセブンとなり、自分の命と引き換えに最後の戦いに挑むのでした。
 というわけで子供たちの人気を得ることは出来ず、前作同様半年で最終回を迎えたのでした。
 裏番組が「ド根性ガエル」、「ジャンボーグA」だった影響もあるんでしょうね。

 大人になった今、見返すとホントすばらしい作品だと思います。でも、やっぱりお子様にはねぇ…

 ちなみに剛の仲間のジュンを演じた久万里由香は、女優・真理アンヌの妹さん。円谷特撮にもよく出てました。




主人公の滝沢剛=タイガーセブン


黒仮面(左)とギル太子


剛の仲間・ジュンと高井戸博士


最終回よりタイガーセブン対ギル太子最後の戦い