伝説のサイテー映画
「死霊の盆踊り」
2006/12/19

 エド・ウッドといえば1950年代にくだらないサイテー映画を作った伝説のサイテー監督。それまでは知る人ぞ知る映画監督でしたが、近年、ティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演で「エド・ウッド」が製作され、一般にも知れ渡ることとなしました。

 今回紹介するのは、そんなエド・ウッドが脚本を書いた「死霊の盆踊り」。1965年の作品です。
 実はこの作品、1987年の
第3回東京ファンタスティック映画祭に出展予定となりながら、あまりのくだらなさに直前でノミネートを外されるという珍事を巻き起こした作品としても知られています。気を良くした監督のA・C・スティーブンは来日してしまうし、大変だったようですが、ファンタの会場のすぐ近くの映画館でなんとか封切られたというまさに伝説の映画です。(この顛末については「映画秘宝エド・ウッドとサイテー映画の世界」に詳しく書かれています。)

 ある夜、ホラー作家のボブは婚約者のシャーリーとネタ探しに墓場へドライブ。ところが事故って外に放り投げられます。さて、墓場では"死者の王"のために
死者によるお祭りが開催中でした。霊たちに捕まったボブとシャーリーは縛り付けられ、延々とつづく死者の女たちの踊りを見せ付けられることになります。1時間以上、半裸の女性が入れ替わり立ち代り登場し、ダラダラとした踊りが延々と続くのです。ボブとシャーリーどころか、映画を見ている私たちにとっても拷問です(笑)。散々、踊りを見せ付けられたところで太陽が出てきて、死者たちは消えてしまいます。ただ、それだけ…、映画としてまともなのはボブとシャーリーが事故るまでの数分だけです。
 踊りに見飽きて早送り、もういいかなと思って再生ボタンを押しても、まだ踊ってますから気をつけましょう(笑)


 
踊る女性の死者たち


退屈そうに踊りを見るボブとシャーリー