昭和32年の男性誌!
カストリ雑誌「女の科学」
2006/12/19 up

 今回紹介するのは昭和32年11月に刊行されたカストリ雑誌「女の科学」第3号。このHPでも何度か紹介してきましたが、カストリ雑誌とは戦後の混乱期に乱立した風俗雑誌のことです。

 カストリとはいっても、この「女の科学」は、内容のほとんどは活字。グラビアも4ページほどありますが、モノクロで水着姿のモデルという、いたって真面目な(?)ものです。

 さて、なぜ今回この雑誌を選んだのかというと、
前田通子と三原葉子という新東宝の二大女優のインタビューが掲載されていたから。しかも前田通子の裾捲り事件の真相を本人が語っているという非常に貴重なものだから。
 前田通子&裾捲り事件に関しては、
こんな映画みっけ(その16)をご覧ください。  

 前田のインタビューの内容は「金毘羅利生剣」撮影4日後に監督から「裾を捲れ」と言われたところからこれを拒否し、新東宝をおわれるまでのこと、前田の代役として宇治みさ子が出演したが、そのシーンは本当にちょっと裾を捲るだけで、前田が監督に指示された演技とはあまりにかけ離れていたことなど。

 そして、もう一人。三原葉子のインタビュー。前述の前田が新東宝を去ったことにより、肉体女優として「肉体女優殺人事件」への出演がきまったことについて書かれています。昭和31年の「妖艶六死美人」以後、スキャンダルのため1年間、新東宝は仕事をくれなかったこと、あげくのはてに前田亡き後に肉体女優として抜擢されたことなどについて語っています。

 その後、前田は次第に芸能界から遠のき、三原は
新東宝肉体女優としてなくてはならない存在へとなっていくのでありました。
 

 

 
おとなしいグラビア。綺麗なモデルさんです

 
前田のインタビュー