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ケイブンシャの大百科シリーズ。昭和50年代に大流行した文庫サイズの子供向けのシリーズで、アニメ・特撮はもちろん、漫画、自動車、鉄道、アイドル、ファミコン、ラジコン、プラモ、怪談、UFO、カンフー、釣り、手芸、スポーツなどおおよそ子供が興味を覚えるようなものはほとんど網羅していました。
このシリーズは大人気となり、小学館のコロタン文庫、秋田書店の大全科など多くの亜流を生み出しました。
さて、この大百科シリーズの中でも、もっとも人気だったのがシリーズの第1巻「全怪獣怪人大百科」です。正式には「○○年度版 全怪獣怪人大百科」というタイトルで毎年更新されていました。内容は昭和33年日本初の特撮ドラマ「月光仮面」から最新の特撮番組の内容やヒーローや怪獣怪人の紹介。
その前身は昭和46〜48年に発売されていた「原色怪獣怪人大百科」。箱の中にたくさんの怪獣の写真やイラストが描かれたポスターが何枚も入っており、こちらも毎年更新されていました。 そして、昭和49年から、このような文庫タイプとなりました。
文庫になってしばらくはアニメ・特撮両方のヒーローや怪獣・怪人を掲載していましたが、次第にその情報量も膨れ上がったため、やがて、特撮のみを扱うようになりました。
現在、私の手元に残っているのは、昭和59年度版。この頃はすでに特撮番組のみの掲載となっています。ちなみに当時の最新番組は「科学戦隊ダイナマン」、「宇宙刑事シャリバン」、「ペットントン」など。さすがにこの頃になるとほとんど見てないな…。幼稚園のに頃から毎年買い続けてたんで、勢いで買ってたんだと思います。 とはいえ、TV特撮147番組3485体ものキャラクターがまとめられているのには驚きです。
しかし、このブームも次第に衰え、この「全怪獣怪人大百科」もなくなってしまいました。他の大百科もそれまで厚さが3cmくらいあったものが1cmくらいの薄さに変わりました。ところが、そして平成2年、「全怪獣怪人大百科」が復活します。大百科シリーズとは独立して「全怪獣怪人(上下巻)」と名づけられた2冊がそれ。"当時の子供たち"を対象に作られたこの本は内容もさらに濃く、サイズも大きくなりました。残念ながらその後改訂されることはありませんでしたが、社会人になってから出会ったこの2冊には感動したものでした。
そのケイブンシャ(勁文社)も2002年に倒産。あのブームも夢のあととなってしまいました。
 帯付き!表紙にマリンコングを使う当たりがマニアック
 全怪獣怪人
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