親の影響で小さい頃からビートルズを聴いていたことは以前にも書きました。
小学校高学年の頃、古書店で見つけた一冊の本「ビートルズ辞典」(香月利一著)。これではじめて"海賊盤"・"ブートレッグ"というものを知った私は中学生になると、ビートルズの海賊盤レコードを集めるようになります。 夏休みなどになるとアルバイトで貯めたお金を握り締め、新幹線に乗り渋谷のディスクユニオン(まだ、ランジェリーショップの地下にありました)や西新宿のレコード屋さんを散策していました。
そして1985年、講談社文庫からとんでもない本が出版されます。それが今回紹介する「ビートルズ海賊盤辞典」(松本常男著)です。この本には驚くほどの海賊盤が紹介されていました。海賊盤に関する知識や用語なども丁寧に説明されており、今でも十分に役に立つアイテムです。この本があれば、自分が持っている海賊盤の原産国や一曲一曲の詳細な情報を知り事が出来たのです。
この当時でもビートルズの海賊盤は数千種類が確認されていましたが、その後CDの登場により、恐らくビートルズの海賊盤の種類は数万に登ると思われます。
ビートルズ解散後も、多くの公式アルバムがリリースされましたが、これらはすべて海賊盤対策によるものでした。赤盤・青盤と呼ばれるベストアルバムも海賊盤の「BEATLES AΩ」シリーズが引き金となり登場しました。その後、CDの時代になりリリーズされた「ライブ・アット・ザ・BBC」も、BBCでのセッションを収録した数多くの海賊盤に対抗したものでした。「ザ・ビートルズ・アンソロジー」シリーズもすでに海賊盤ではおなじみの音源が多く収録されていました。「レット・イット・ビー…ネイキッド 」も海賊盤の「GET BACK」などに対抗したものでした。
まさにビートルズの新作は海賊盤とのイタチゴッコなんですね。