ガレージキット黎明期
海洋堂「アートプラ」
2007/3/5 up

 1980年代はじめに一気に広まったガレージキット(以下ガレキ)。簡単に言うと、一般に市販されていないようなマイナーな模型を個人・または玩具店が作品・商品化したものです。当時、の二大ガレキメーカーといえば、今やフィギュアや食玩のオマケなどで有名な『海洋堂』、そして、現在はアニメーション製作でおなじみのガイナックスの前身「ゼネラル・プロダクツ(以下ゼネプロ)」でした。

 当時のガレキといえば
レジン製で小学校高学年の私にとっては高嶺の花。あの頃、なんとかお小遣いをためて買ったレジンキットといえば海洋堂の速水仁司原型の「ウルトラ怪獣シリーズ」。なかでもゼットンやバルタン星人といった2500円くらいのものでした。
 これに対して、ゼネプロは安価な
バキューム・フォーム製キットを発売していました。1000円くらいで買える「MINI VACU-FORM SERIES」。ウルトラアイ、フライングサブ、ジュピターU…いろいろ買ったなぁ。
 この一般市場に出回らないリアルな造形はブームとなり、ポピーからはリアルホビーシリーズ、バンダイも「B-CLUB」という専門ブランドを立ち上げるなど、大手玩具メーカーも乗り出すこととなりました。

 さて、今回紹介するのは海洋堂から発行されていた機関誌「アートプラ」です。内容はレオナルド・ダ・ビンチや仏像などといった造形の原点から、工房の紹介、作品の紹介など。特に第弐号の表紙はデザイナー、彫刻家として活躍した故・
成田亨氏によるオリジナル怪獣クラッシュホーン。成田氏といえば、ウルトラマンをはじめ多くの怪獣をデザインしたことでも有名な美術家。この号にはそのラッシュホーンの造形も紹介されていました。
 今思えばとても贅沢な本でした。ちなみにゼネプロのカタログなんか美木本晴彦が表紙書いてたもんなぁ…

 
ゼネプロのカタログやバキュームキット、海洋堂もガレキなどもこのHPで紹介していく予定ですのでお楽しみに。