鄙びた温泉が大好きになったきっかけ
つげ義春「流れ雲旅」
2007/3/26 up

 私は温泉が好きである。といっても、観光地の立派なホテルなどはあまり好きではない。観光地の、そのはずれにある、お爺ちゃん・お婆ちゃんが細々とやっている鄙びた旅館・旅籠が大好きである。

 とはいうものの、家族や友人たちと旅行に行っても、私の希望が叶うはずもなくたいていは立派なホテルに泊まる事になってしまいます。それでも、意地になって鄙びた温泉に泊まることもあります。

 私がこんな温泉好きになったのは、つげ義春の数々の旅行記が原因。つげ義春は「
ねじ式」などで有名な漫画家。彼が昭和40年代に旅した鄙びた温泉の数々。その体験から「」、「オンドル小屋」、「初茸がり」など、多くの漫画作品が生まれました。そんな旅をまとめたいくつかの旅行記の中でも、もっとも影響を受けたのが今回紹介する「流れ雲旅」。
 この本が出版されたのは昭和46年。東北・北陸・四国・九州の鄙びた温泉や秘湯が紹介されています。
 近年、私もそのいくつかを辿ってみましたが35年以上が経過した今でも、そのいくつかは長い時の流れが止まったかのように当時のままの風情を残していました。いつまでも、このままでいて欲しいものです。
 この温泉巡りは、近いうちに「こんなもんみっけ」のコーナーで紹介したいと思います。




当時の夏油温泉
 上の写真の場所。今は
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