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今回紹介する「演藝と映画」は歴史寫眞會という出版社から発行されていた芸能雑誌です。
残念ながら、この号には私の好きな入江たか子の映画は紹介されていません。しかし、この昭和11年8月と言えば「東宝」が産声をあげたときでもあります。
この号の映画ニュースには
『東寶、PCL、JOを打って一丸とする東寶映畫配給會社の設立によって、日本映畫界は松竹、日活、東寶の三大ブロック勢力下に置かれ、天下三分の形となった。戰ひはまさにこれからである。』
と書かれています。ちなみに正式に「東宝映画株式会社」が誕生するのは翌年のことであります。
また東寶の記事に目をやると
『PCL映畫を主體に入江たか子作品、JO作品、前進座作品の外に、東寶劇團の映畫を加へ、ヴァラエティに富む陣容を誇らふといふ』
と書かれています。ここに示す入江たか子作品とは彼女の独立プロダクション「入江ぷろだくしょん」製作の映画を指すものと思われます。
他にも邦画では松竹の「入婿合戦」、洋画ではH・G・ウェルズの「来るべき世界」などが取り上げられています。
この号以外にも、何冊か所有しているので機会があれば、また紹介したいと思います。
 表紙は「入婿合戦」より高杉早苗と川崎弘子
 「四十八人目」(第一映畫)より山田五十鈴
 「来るべき世界」のソフィー・スチュワート ステキなファッションです(笑)
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