幻のウルトラ漫画
「巨人の星」の川崎のぼるが描いた
ウルトラQ「ガラモンの逆襲」

 川崎のぼるといえば「巨人の星」の作者。
 ほかにも「いなかっぺ大将」、「てんとう虫のうた」など有名な作品をたくさん生み出している漫画家です。
 そんな彼がたった一度だけ、あの「ウルトラQ」を描いていました。

 掲載されたのは「少年ブック」昭和41年5月号。
 表紙には「新連載まんが ウルトラQ」。また解説「川崎のぼる先生が、全力をあげてかくまんがは、テレビ以上の迫力できみにせまります!!」  と書かれています。
 しかし、川崎のぼるが書いたのはこの「ガラモンの逆襲」のみでした。
 その後、中城健太郎(現・中城健)にバトンタッチされ、「少年ブック」の連載は継続されました。
 この中城版「ウルトラQ」は最近も復刻され、現在読むことができる唯一の「ウルトラQ」漫画となっています。

 内容はほぼテレビ放送通りで、謎の男(実はゼミ人間)がガラモンを操って東京を襲うが失敗して仲間から処刑されるというもの。 (余談ですが、テレビ版でセミ人間を乗せたトラック運転手を演じた沼田曜一。彼は新東宝時代にいつもイヤ〜な役ばかりやってた人。 いまや伝説のカルト映画「地獄」(1960年・監督 中川信夫)で演じた田村はもう最悪!でもそれが最高!!)

 しかし、なぜたった一回だけ、川崎のぼるだったんでしょうかねぇ。
 おそらく、「少年マガジン」で「巨人の星」の連載がきまったためだと思うけど。

でも連載第1話でいきなり"逆襲"って…