追悼・石川賢 元祖合体ロボ
「ゲッターロボ」
2006/12/19 up

 先日、58歳という若さでお亡くなりになられた漫画家・石川賢
 デビュー以来、
永井豪とともにダイナミックプロを支えてきた彼の代表作といえば、「ゲッターロボ」。1974年の登場以来、「ゲッターロボG」、「〜號」、「真〜」と描かれ、最近まで「〜アーク」が連載されていましたが、掲載誌休刊にあわせ第1部が完結したところで終了。結局、この"ゲッター・ロボサーガ"は未完の大作となってしまいました。
 さて、"初代"ゲッターロボの物語は、早乙女博士の発見した宇宙から降り注ぐ
ゲッター線。これを弱点とし、地底に潜った恐竜帝国がゲッター線開発を阻止するべく地上の人類に戦いを挑むが博士はゲッターチームを組織しゲッターロボでこれに立ち向かうというストーリー。
 多くの雑誌に連載され、TVや劇場版、オリジナルビデオでもアニメ化されました。

 少年サンデーに連載された原作版はテレビアニメや学年誌などに連載されたものとはちがい、
全編血みどろのスプラッター漫画のようでした。早乙女博士がゲッターチームとして対応できる人材を探すにしても、殺し屋を雇い、主人公の流竜馬と戦わせてみたり(殺し屋は竜馬よって惨殺)と、とても政府機関とはおもえない展開。ゲッター2を駆ることになる神隼人は学生運動の主導者で相手の顔を剥ぐは目を潰すわ、クビを引きちぎるは冷血非道。それがはじめて恐竜帝国に襲われたときにはあまりのショックで失禁するなど、とても良い子のための漫画ではありませんでした。

 また、近年は書き下ろしの短編も多く残し、なかでも番外編「ガンバレ!!ムサシ」は、早乙女研究所の全員が食中毒となり、ひとり体が丈夫なムサシが愛犬ロボ、
ゲッター1のジャンボマシンダー(オモチャね)とともにゲットマシンに乗り込み敵と戦うというコミカルな作品でした。

 もう、「ゲッターロボ」が読めなくなると思うと本当に残念です。未完に終わりましたが、個人的にはここで終わりにして欲しいです。たとえ続きを他の漫画家が描いたとしても私は読まないと思います。やっぱり「ゲッターロボ」はケン・イシカワの画だからこそ面白いんだと思います。(でも、永井豪御大の画ならちょっと見てみたいかなぁ)

 石川賢先生、本当にありがとう!!
   




ゲッターチームに入る前の竜馬と隼人。すごいです
 



 
「ガンバレ!!ムサシ」より、人間1・犬1・玩具1ではこんなもんか?