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「現代の夢二」とも呼ばれる林静一。イラストレーター・漫画家として活躍し、ロッテの「小梅ちゃん」や仙台銘菓「萩の月」のパッケージがあまりに有名です。
それまでアニメーターとして活動してきた彼は1967年、月刊漫画「ガロ」に『アグマと息子と食えない魂』で漫画家としての道を歩み始めます。そして1970年、長編「赤色エレジー」の連載を開始しました。
この時代、これまでの漫画という常識を覆す、私小説的な作品が産声をあげました。同じガロで活躍した古川益三、鈴木翁二、安部慎一は「ガロ三羽烏」と呼ばれたりしました。
この「赤色エレジー」もそんな私小説漫画のひとつとして挙げられます。
アニメーターの一郎と恋人の幸子は同棲中。一郎は、アニメーターをやめ漫画家を志す。実家に帰って来いという幸子の親、一郎の父親の死、幸子の浮気、そして最後の別れといった二人の同棲生活が淡々と描かれるこの作品は、多くの若者に影響を与え、フォークシンガーのあがた森魚は「赤色エレジー」を、上村一夫は「同棲時代」を描きました。さらに、あがた森魚は自ら監督・脚本・製作・出演し映画「僕は天使ぢゃないよ」を発表するのでした。


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