幻のボツ作品
ウルトラQ「火星のバラ」
2008/9/1 up

 昭和41年に放送され、怪獣ブームの火付け役となった「ウルトラQ」。しかし、その制作過程でボツになった脚本も多くありました。
 普通なら日の目を見ないこのような作品ですが漫画作品として発表されたものもあります。

 今回紹介する「火星のバラ」も諸般の理由で製作に至らなかった作品です。金城哲夫による脚本で第2クール期で製作される予定でした。
 物語は、百合子が火星探検のお土産でもらった"火星のバラ"が地球の水によってどんどん巨大化し、タコのようにツタをからませながら人間を襲うというもの。結局は火に弱いことが判明し焼かれる。

 で、この「火星のバラ」のコミカライズ。掲載されたのはTBSコミックス昭和43年1月増刊号。 現代芸術社の現代コミクスが休刊となり引き続き梅田プロデュースセンター から同じサイズ、同じような内容で登場したのがTBSコミックスでした。メインはウルトラマンの漫画。そして、当時再放送で相変わらずの人気だったウルトラQの漫画もその脇を固めていました。
 「火星のバラ」を描いたのは鬼童譲二。彼はこのほかにもTBSコミックスに「カネゴンのまゆ」、「地底怪獣パゴス」、「育てよカメ」、「206便消滅す」を描いています。ちなみに彼の描くカネゴン、可愛いです(笑)。機会があれば御紹介したいともいます。
 その鬼童譲二ですが、現在も恐怖マンガなどで活躍中の
谷間夢路なんです! 私個人としてはやっぱり貸本時代かな。氏は長井勝一が青林堂以前にやっていた三洋社の貸本雑誌「黒い影」にも描いていました。

  鬼童譲二作品も復刻してくれないかなぁ。
   




ビシ!バシ!ってチョップで払いのけるだけ(笑)