ガンプラの思い出@
すべてはここから始まった!
「1/144機動戦士ガンダム」
2007/1/21 up

 1980年代初頭にはじまったガンプラブーム。バンダイから発売された「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツや戦艦などのプラモデルは空前の大ヒット、ついには生産が追いつかなくなり入手困難に。当時の子供達は手に入れようと必死になったものでした。

 たとえば、新しいOSや新作ゲームの発売日。ニュースなどで早く手に入れようと多くの客が長蛇の列になっている光景などが報道されることがあります。このような光景が、ほぼ毎週のように日本全国のおもちゃ屋さんで見られたのです。  玩具の入荷は基本的に週に1回。ある玩具店では、前もって整理券がくばられたり、またある店ではガンダムとはぜんぜん
関係ないプラモデルと抱き合わせで販売されたりととんでもない状況でした。(私自身、300円のガンプラを買うために、イデオンと姫路城のプラモを買わされたことがある。合計で1000円くらいだったと思う…)
 長蛇の列が将棋倒しになり死者がでたり、ガンプラの改造中に引火して火事になったりと、このブームは本当にとんでもない社会現象となりました。
 これに便乗して、他のプラモメーカーからは、「
太陽系星団ガルダン」、「モビルフォース ガンガル」、「ウォーカースーツ」、「メガロ・ザマック」、「超攻戦士ザクレス」、そして「ザ・アニメージ」などのガンプラモドキが登場するに至ります。お父さんがガンプラをお土産に買ってきてくれて、開けてみるとこれらのプラモだってりしてガッカリしたものです(笑) しかし、今やこれらのニセモノに驚くようなプレミアがついているとは皮肉なもんですな…

 さて、ガンプラといっても当初は独立したシリーズではありませんでした。ガンプラの先陣を切った記念すべき1作目は「1/144 機動戦士ガンダム」。これはバンダイのベスト・メカコレクションNo.4として発売されました。ちなみにNo.1はデンジマンの「ダイデンジン」。No.2は「宇宙大帝ゴッドシグマ」。No.3は「闘士ゴーディアン」でした。このようにベスト・メカコレクションとはTV番組のロボットなどのシリーズで、ガンプラももともとはその中のひとつに過ぎませんでした。

 さて、あまりの人気加熱のため生産が追いつかなくなったことは前述したとおり。そこで、バンダイは苦肉の策をとります。この「1/144 機動戦士ガンダム」に限ってですが、
韓国で生産されたプラモデルを逆輸入したのです。この韓国版ガンダムはパッケージが国産のものと大きく違いました。また、パーツこそ同じですがランナー成型が若干違っていました。
 この韓国版ですが、一説には海賊盤として韓国で出回っていたものを、バンダイが買取り輸入したとも言われています。

 とにかく、それくらいガンダムプラモがどこにも売ってなかったんですよ!

 ちなみに、このプラモ。さすがに30年近くも発売され続けているため、幾つものバージョンが存在します。たとえば箱。発売当時はバンダイのマークが"バンザイマーク"でした。アニメを製作した日本サンライズも、社名をサンライズに変更したため、コピーライトの表示も変わりました。このほかにも箱の側面にJANコード(バーコード)が印刷されるようになりました。またベスト・メカコレクションシリーズから独立ししたことから、この表記も消えました。箱以外にも、インスト(解説書)のバージョンは数多く存在し、「1/144 機動戦士ガンダム」だけでも20種類くらいあるそうです。プラモデルそのもののランナー構成もいくつかのバリエーションがあります。

 

左が国産の初版箱、右が韓国版

 

「ベスト・メカ〜」や「バンザイマーク」も健在

 


側面その1。左が国産、右が韓国版

 


側面その2。左が国産、右が韓国版

 


見にくいですが…コピーライトが日本サンライズ