私が思春期真っ只中だった昭和50年代。必死で入手した成人向雑誌を学生カバンに忍ばせては学校に持って行き、トイレで友達と交換したものでした。
夜中に自転車で自動販売機に買いに行ったり、兄弟がいる奴はアニキの部屋からくすねて来たり、みんな必死でした(笑)
グラビアや漫画に夢中になったのはもちろんですが、思春期の我々の想像をさらに描き立てたのが広告! 無修正写真、8mm(おっちゃんが小さい頃はまだビデオなんてなかったよ)、透視メガネなどなど。
お金の無い我々は小遣い出し合って、何点か挑戦することになりました。
まずは無修正写真。代金を切手で送ってみるとなにやら白い紙が送られてきました。そこには修正された小さな写真がいくつも印刷されており、そこから選んでくださいというもの。そう、ドキドキしながら送って届いたのはたった1枚のカタログと呼ぶには寂しすぎるものでした。もちろん、なけなしの金をはたいてしまった今、さらに申し込む余裕なんてありません。我々は諦めました。
さて、ほとぼりが冷めた頃、我々は再び挑戦しました。あの「透視メガネ」です。かけるとすべてが透視して見えるという夢のようなメガネです。一生懸命貯めたお金を出し合って、いざ送金! さて、届いたのは…が〜ん!! それはあまりに幼稚な、人をバカにしたものでした。見た目はオモチャのサングラスです。しかもレンズに裏にはガイコツの絵が描かれていたのです。ただ、それだけです。そこには無言のまま顔を見合わせるエロ中学生5人の姿。業者のほくそえむ顔が頭に浮かびます。
ちょっと考えれば、そんなのあるワケないのに、好奇心というのは恐ろしいものです。
それ以来、我々が成人向雑誌の怪しい広告に手を出すことはありませんでした。
その後、昔の漫画や雑誌を集めるようになるのですが、この手の広告は昭和30年代初頭にはすでにあったことが判明。いつの時代も我々のようなお馬鹿さんはいるんですね。
それにしても、あのメガネ何処いったんだろう…