私の住む宮城県の観光名所といえば、日本三景の一つに数えられる"松島"。
湾に浮かぶたくさんの島の間を遊覧船が行き来しています。でもって主要道路の国号45号線はいつも渋滞します(笑)
今回発掘したお宝は当時の観光船会社である松島湾汽舩株式会社が発行した「松島遊覧案内」という旅の栞。松島の概要や、遊覧船の航路、運賃、所要時間、旅館案内などが掲載されています。
ちなみに所要時間1時間の標準的な定期航路で片道二十五銭。旅館の宿泊費は一円五十銭から五円。
裏表紙には松島一帯の絵地図が紹介されており、当時の航路や線路が描かれています。
この当時の東北本線は岩切駅を出ると利府駅を経由し(旧)松島駅へ抜ける今は無き通称・山線というルートでした。また仙石線はまだ国有化されておらず宮城電鉄という私鉄でした。そして特筆すべきは(旧)松島駅と宮城電鉄松島海岸駅を結ぶ松島電鉄(松島電車)という私鉄が敷かれていたことでしょう。
この松島電車は「こんな廃線みっけ」でも紹介しましたが、大正11年から昭和13年までの短期間だけ存在した幻の路線です。ということでこの刊行案内もこの期間に発行されたものということになります。